- 更新日 : 2023年11月10日
楽天証券でつみたてNISAを始めよう!おすすめの銘柄も紹介
将来のために資産運用を始めてみようと考えている方は、楽天証券での口座開設を検討しているのではないでしょうか。楽天証券では楽天グループのサービスとの連携により、積立投資をお得に続けられるサービスが充実しています。
本記事では、楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットや、具体的な購入方法について解説していきます。つみたてNISAのおすすめ銘柄も紹介しているため、すでに楽天証券の口座を保有している方も参考にしてください。
目次
楽天証券で購入可能なつみたてNISA商品数
楽天証券で購入可能なつみたてNISA商品数は、2023年10月18日時点で199銘柄です。金融庁が指定しているインデックス投資信託254本のうち約80%を扱っているため、資産運用の目的に合った銘柄が探しやすくなっています。
楽天証券の基本情報は、以下の通りです。
口座数 | 900万口座以上 |
---|---|
米国株取扱銘柄数 | 4,805銘柄 |
投資信託取扱銘柄数 | 2,563本 |
つみたてNISA対象銘柄 | 199本 |
iDeCo対象銘柄 | 31本 |
単元未満株 | ○(かぶミニ) |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
公式サイト | https://www.rakuten-sec.co.jp/ |
※2023年10月18日時点(口座数のみ2023年4月末時点)
楽天証券でつみたてNISAを始めるメリット
楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットは、以下の通りです。
- 毎月の積立投資で楽天ポイントが貯まる
- 楽天グループサービスとの連携で特典が得られる
- 投資初心者が学びやすい環境が充実している
毎月の積立投資で楽天ポイントが貯まる
楽天証券では、毎月の積立投資で楽天ポイントが貯まる「ポイントプログラム」を設けています。投信積立の引落方法として、楽天カードや楽天キャッシュを設定すると最大1.0%のポイントが貯まるほか、投資信託の保有基準残高を達成すると最大500ポイントが受け取れるサービスもあります。
これらのサービスはつみたてNISAでも適用されるため、楽天カードや楽天キャッシュをメインに使用している方は、楽天証券でつみたてNISAを始めるとよいでしょう。
楽天グループサービスとの連携で特典が得られる
楽天証券を楽天グループのサービスと連携させることにより、便利な機能が利用できるようになるほか、楽天ポイントがさらに貯まりやすくなります。楽天銀行の口座と連携させれば、口座への入出金がスムーズに行える自動入出金(スイープ)サービスが利用できるようになります。
また楽天市場では、SPU(スーパーポイントアップ)プログラムを設けており、当月合計30,000円以上のポイント投資を行うと、楽天市場での買い物でポイントが+0.5倍になります。この特典はつみたてNISAも対象のため、30,000円以上の積立設定を検討している場合は、ポイント投資を利用するとよいでしょう。合計30,000円以上のポイント投資であるため、1ポイントと29,999円の利用でも特典の条件が満たせます。
投資初心者が学びやすい環境が充実している
楽天証券では、無料で参加できる楽天証券セミナーが定期的に開催されているほか、スマホ株アプリ「iSPEED」などで、日本経済新聞社の「日経テレコン(楽天証券版)」が無料で利用できます。日経テレコンが無料で利用できる証券会社は、現時点では楽天証券のみです。
つみたてNISAで投資を始めた方でも、これらのコンテンツを利用して学び続けることにより、国内外の個別株式などへ投資できるようになります。無料で投資の知識が得られるコンテンツが充実しているため、他の投資も検討している場合は、楽天証券で口座を開設するとよいでしょう。
楽天証券でのつみたてNISAの始め方
楽天証券でつみたてNISAを始める流れは、以下の通りです。
- 口座開設の申込み
- 本人確認書類の提出
- お客様情報を入力する
- ログイン後に初期設定を行う
- 投資商品を選択して取引開始
口座開設の申込み
楽天証券の口座を開設していない場合は、証券口座の開設手続きが必要です。楽天証券ホームページの「口座開設」ボタンを押して、メールアドレスを登録しましょう。「楽天会員の方」を選択した場合は、楽天会員メールアドレスが楽天証券の登録メールアドレスとなります。メールが届いたらURLが記載されているため、そこから申込画面へと進みます。
なお、すでに他社でNISA口座を開設している場合は、金融機関の変更手続きが必要です。2023年12月中旬頃までに手続きを終えれば、2024年の新NISA口座が楽天証券で開設できます。
本人確認書類の提出
メールアドレスの登録が完了したら、本人確認書類の提出へ進みます。提出する本人確認書類を選択して、画像のアップロードまたは郵送により書類を提出してください。
利用可能な本人確認書類は、以下の通りです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 各種健康保険証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 住民票の写し・印鑑証明書
- 在留カード・特別永住者証明書
できるだけ早く取引を始めたい場合は「スマホで本人確認」を利用するとよいでしょう。本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカード)と、自分の顔写真を撮影することにより、最短翌日には口座開設が完了します。他の方法で本人確認書類を提出する場合は、審査完了までに約5営業日かかります。
お客様情報を入力する
本人確認書類を提出したら、氏名や住所などのお客様情報を入力していきましょう。ここでは納税方法の選択や、NISAの選択(つみたてNISAまたはNISA)も行います。
お客様情報の入力が完了すると審査が行われ、審査が完了するとログイン用のIDがメールで届きます。「スマホで本人確認」以外の方法で本人確認を行った場合は、郵送によりログインIDと初期パスワードが届きます。
ログイン後に初期設定を行う
楽天証券ホームページの「ログイン」ボタンよりIDとパスワードを入力すると、初期設定画面へ進みます。ここでは取引に必要な暗証番号を設定するほか、勤務先登録なども行います。また、マイナンバーカードの登録が完了していない場合は、初期設定時に登録が必要です。
投資商品を選択して取引開始
口座開設が完了すると、つみたてNISAの取引が始められるようになります。積立を行う銘柄(ファンド)は、本記事で紹介しているおすすめ銘柄や、楽天証券積立おすすめファンドを参考にして決めるとよいでしょう。
楽天証券でつみたてNISAを設定する流れは、以下の通りです。
- 「つみたてNISA・NISA」タブを選択して、設定するファンドを選ぶ
- 積立タイミングや積立金額などを設定する
- ファンドの目論見書・約款を確認する
- 注文内容を確認して、4桁の暗証番号を入力すれば設定完了
楽天証券のつみたてNISAおすすめ銘柄
ここからは楽天証券のつみたてNISAで購入できるおすすめ銘柄を紹介していきます。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim新先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
楽天・全米株式インデックス・ファンド
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、米国株式市場の約4,000銘柄に広く投資できるファンドです。アップルやマイクロソフトなどの大企業だけでなく、中小型株も網羅されているため、初めての積立投資におすすめといえます。
基本情報は、以下の通りです。
ファンド名 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
---|---|
投資対象 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
組入銘柄数 | 3,803銘柄 |
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス (円換算ベース) |
基準価額 | 23,414円 |
純資産額 | 10,923.16億円 |
信託報酬(税込) | 0.132% |
トータルリターン | 過去1年:22.5% 過去3年:84.2% 設定来:134.1% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
URL | https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHD2 |
※2023年9月29日時点
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、日本を含む先進国や新興国など、全世界の株式約9,500銘柄に広く投資できるファンドです。組入上位銘柄には米国の大手企業が並んでいますが、中国のテンセントや韓国のサムスン、日本のトヨタ自動車なども投資対象としています。世界全体へ分散投資を行いたい場合は、このファンドを選ぶとよいでしょう。
基本情報は以下の通りです。
ファンド名 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド |
---|---|
投資対象 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETFなど |
組入銘柄数 | 9,556銘柄 |
連動指数 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (円換算ベース) |
基準価額 | 19,196円 |
純資産額 | 3,468.71億円 |
信託報酬(税込) | 0.132% |
トータルリターン | 過去1年:23.2% 過去3年:72.4% 設定来:92.0% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
URL | https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHC4 |
※2023年9月29日時点
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、日本を除く先進国の株式約1,200銘柄に投資できるファンドです。組入上位の国・地域には、アメリカやイギリス、フランスなどが並んでいます。アメリカを含めた他の先進国も投資対象としたい場合は、このファンドを選ぶとよいでしょう。
基本情報は、以下の通りです。
ファンド名 | eMAXIS Slim先進国株式インデックス |
---|---|
投資対象 | 外国株式インデックスマザーファンド |
組入銘柄数 | 1,275銘柄 |
連動指数 | MSCIコクサイ・インデックス (配当込み、円換算ベース) |
基準価額 | 23,761円 |
純資産額 | 5,323.1億円 |
信託報酬(税込) | 0.09889% |
トータルリターン | 過去1年:24.7% 過去3年:82.3% 設定来:137.6% |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 |
URL | https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000ENC5 |
※2023年9月29日時点
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」は、日本国内の株式約2,100銘柄に投資できるファンドです。組入上位銘柄には、トヨタ自動車やソニーグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどが並んでおり、このファンドを通じて日本を代表する企業の株式に投資できます。日本企業の成長を応援したい場合は、このファンドを選ぶとよいでしょう。
基本情報は、以下の通りです。
ファンド名 | eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) |
---|---|
投資対象 | TOPIXマザーファンド |
組入銘柄数 | 2,158銘柄 |
連動指数 | 東証株価指数(TOPIX) (配当込み) |
基準価額 | 17,466円 |
純資産額 | 920.49億円 |
信託報酬(税込) | 0.143% |
トータルリターン | 過去1年:29.6% 過去3年:53.1% 設定来:74.7% |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 |
URL | https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000ENA9 |
※2023年9月29日時点
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」は、複数のファンドを通じて国内外の株式・債券へ投資できるファンドです。他の投資信託と比較して値動きが安定しているため、資産を組み合わせることによりリスクを分散させたい場合は、このファンドを選ぶとよいでしょう。
基本情報は、以下の通りです。
ファンド名 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) |
---|---|
投資対象 | ニッセイ国内株式 インデックスマザーファンド |
ニッセイ国内債券 インデックスマザーファンド | |
ニッセイ外国株式 インデックスマザーファンド | |
ニッセイ外国債券 インデックスマザーファンド | |
組入銘柄数 | − |
連動指数 | TOPIX(東証株価指数) (配当込み) |
NOMURA-BPI総合 | |
MSCIコクサイ・インデックス (配当込み、円換算ベース) | |
FTSE世界国債インデックス (除く日本、円換算ベース) | |
基準価額 | 15,893円 |
純資産額 | 358億円 |
信託報酬(税込) | 0.154% |
トータルリターン | 過去1年:13.4% 過去3年:30.8% 設定来:58.9% |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
URL | https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000C7B1&l-id=pc_fundaward__JP90C000C7B1 |
※2023年9月29日時点
楽天証券は投資の選択肢が広がる証券会社
本記事では、楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットや、具体的な始め方について解説してきました。楽天証券は、普段から楽天グループのサービスを利用している方におすすめの証券会社です。楽天カードや楽天キャッシュで積立投資を行うと、最大1.0%のポイントが貯まるほか、毎月の積立額によっては楽天市場のSPUがアップします。
また、証券会社としてのサービスも充実しており、米国株式や投資信託の取扱銘柄数は業界最多水準です。他の投資に興味が出てきた場合でも取引が始められるため、NISA口座を開設するなら楽天証券を選ぶとよいでしょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
お金の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
デリバティブとは?メリット・デメリットを分かりやすく解説
デリバティブは複雑な商品のため、仕組みが分からないという人もいるかもしれません。この記事ではデリバティブの仕組みや種類、メリット・デメリットについて解説しています。 デリバティブとは デリバティブとは株式や債券、通貨、原油、金といった原資産…
詳しくみるTポイント投資とは?SBI証券でのデメリットやおすすめ投資信託を解説
Tポイント投資は、Tポイントを使って株、仮想通貨、FXなどの金融商品を購入する投資方法の1つです。貯まっているTポイントを有効期限内に使いきれない方は、投資でポイントを利用する選択肢もあります。 今回はSBI証券が提供するTポイント投資のメ…
詳しくみるMT4の基本的な見方や使い方(スマートフォン編)
MT4(メタトレーダー4)は世界中で愛用されるFX取引ツールです。スマートフォンでも使いやすいアプリがリリースされていますが、基本的な見方や使い方がわからない人も多いでしょう。この記事では、MT4スマホアプリの操作方法や注文・決済方法を、キ…
詳しくみるFXを勉強しよう!おすすめの本や基礎知識
初心者がFXの基礎知識を固めるにはどのような勉強方法がおすすめなのでしょうか。この記事ではFXを始めたいと考えている人向けに、FXの基本である用語や注文方法、分析方法や主な指標、成功するトレーダーの習慣やおすすめ口座まで、幅広く紹介します。…
詳しくみるSBI・Vシリーズを徹底比較!メリットや注意点も解説
これから投資を始めようと考えている人は、SBI・Vシリーズについて知りたいのではないでしょうか。SBI・Vシリーズは、世界最大級の運用会社であるバンガード社のETF(上場投資信託)を投資対象としており、低いコストで安定したリターンが狙えるフ…
詳しくみるVTIとは?株価推移や配当利回り、おすすめの証券会社を解説
「日本株だけでなく、外国の株式にも投資してみたい」と考えたことはありませんか?しかし、他国の株式といっても、どの国がいいのか、そしてどの銘柄がいいのか全く分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は外国ETFの一つ「VTI」…
詳しくみる